広告代理店のポスティング戦略

ポスティング会社のノウハウ

広告代理店として、ポスティングを効果的に行い、かつ、依頼主の信頼を得てリピートをいただくには、ポスティングにおけるマーケティング戦略で売上げにつながることが必要です。 効果的なマーケティング戦略には、データによるエリアマーケティングと、地域社会を実地感覚で把握する具体性です。

依頼主の企業やお店に適正なポスティングのエリアを設定するときに多く用いられるのが、GISです。よく概念的に半径10キロ、20キロ圏内といいますが、のべつまくなしにそのエリアにポスティングするのではなく、ターゲットが20代、30代の女性を対象とするエステや美容院があるとすると、GISによって、そのターゲットへのリーチ率が高いエリアを自動的に示してくれます。商圏のマーケティングセグメンテーションを地域、人口、年齢、世帯数別に、自動的に析出してくれるデータベースがGISです。ポスティング会社の選択肢のひとつに、このGISを使っているということがあります。しかし、GISは統計的なデータ処理ですが、そこには、地域の住民意識、生活感覚などのアナログな実感はともないません。企業がそのポスティング会社をパートナーとして長く付き合っていけるのは、GISだけに頼らない現場の知識や体験が必要です。
それは、そこに住んでいないとわからない住民意識や都市の引力関係などです。たとえば、町田市が首都圏のベッドタウンだからといって、東京にしかない店舗のポスティングをするより、町田市の市民として生活に直結するPRの方が生活感覚に合っています。神奈川の鎌倉や湘南でポスティングするとしたら、余程文化的なコミュニティの感度がなければ見向きもされないでしょう。 ポスティング会社のディレクターもいちいちそこに住んでみるわけにはいきませんが、その街の特性や住民感覚を肌で感じて、GISデータを微調整していく現地力や、それによってデザイン方向を決めていくマーケティング力が望まれます。

やはり、現場を知ることが必要です。ひとつのプロジェクトがある場合、発注する企業か、ポスティング会社かが、現場の要所を隈なく見聞し、体験して、地域社会における商業の特性や、通勤通学のアクセスなどの人口流動や、生活スタイルや潜在ニーズを生活感覚で裏付けていく作業が必要です。それも、平日・土日別、時間帯別に判別することが求められます。
ポスティングの大きなプロジェクトの場合は、住民に対するアンケートによるリサーチや、住民のグループインタビュー、ネットによるアンケートなどの情報収集をしたいものです。ポスティングは奥が深い、ということは、効果をもっと極められる、という秘策が潜んでいるということです。

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